半年くらい前、ジャンク品のメガドライブとメガCD2のセットを調達しました。
メガドライブ本体は拡張端子切断、メガCD２は筐体が割れており中で部品が折れたのかカラカラと音が鳴る始末。
なんで土がねじ穴に詰まってるんだよ。粗大ごみ置き場から拾って無理やりセットにしてません？
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| メガCD2背面・・・そこ割れるの？ |
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| メガドライブ本体 左の拡張端子が折れて皆無 |
メガCD2の分解
動作の期待は薄いですが部品取りくらいにはなるだろうという気持ちでメガCD２の筐体洗浄を開始。外回りを拭いて内部をチェック。
メガＣＤ２は筐体裏側のネジ６本を外すと本体内部にアクセスできます。
ネジ穴に虫の死骸と土がしこたま詰まっており、暗い行く末が想起されます。それでもセガ好きなら進むだろ・・・漢の道を！
分解して判明。中でカラカラと音がしていたのは筐体が割れた際にできたとプラスチック片でした。筐体側に液体が流れた後もあるので水没も疑いましたが、見る限り基板が水につかった様子はない模様。
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続けてＣＤドライブユニットの点検。ケーブルを３つ外すとすっぽり取れます。あれれぇぇぇ、おかしいよ。
ギアシャフトが曲がってるぅぅぅ！！
もちろんパーツを回しても動かないため、光ピックアップも動きません。前世でどんな悪いことをするとそこが曲がるのか・・・。
もう動く気がしないニョ・・・。
光ピックアップ部のシャフト修正
気を取り直して曲がっているシャフトの修正に取り掛かります。
光ピックアップ部に接続していいるギアを外します。上に引っこ抜けば外れます。続いてモーターと接続しているギアです。こいつもラジオペンチなどで下部をもって上に引っこ抜けば外れます。できればティッシュなどを挟んでギアをつぶさないようにしましょう。
これまたティッシュの切れ端を挟みシャフトを保護したうえでラジオペンチで立て直しました。
その後、ギアを洗浄してシャフトに戻します。このままでは動いた際にギアが削れてしまうので、タミヤのセラグリスHGを塗り付けて円滑稼働に備えます。
光ピックアップと接続するギアをセットしなおすときは、光ピックアップ部を内側に寄せてさすとうまくいきました。
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| シャフトを立て直す |
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| セラグリスHG |
筐体の洗浄
筐体は割れてるし土や虫がついてたり液体が流れた後などさんざん汚れていた本機。筐体下部は丸洗い、上部は濡れティッシュなどで丁寧に拭き掃除をしました。上側のCD蓋の部分も外せますが、接着されているパーツを外す必要があるので分解まではしませんでした。
CDの蓋のギア部分にはグリスを補充しましょう。
セガハードの筐体を洗っていると心まで洗われますね。任天堂やソニーのハードではこうはいきません※
※個人の感想です
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| 筐体上部のCD蓋のギアにはグリスを塗る |
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| なにかが流れた跡・・・ |
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| いろいろやって洗浄完了！ |
動作チェック＆トラブル
CDユニットなしで起動
基板自体は部品が吹き飛んでたり折れたししている訳ではないので、もしかしたら起動するかも。はじめにCDユニットを外した状態で起動テストです。
お、マジすか・・・基板は生きていそう！ CDユニットさえ動けばワンチャンいける？
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| う・・・動くぞ！ |
CDユニットを接続して起動
つづいてCDユニットを接続して起動。最初、光ピックアップが動かないし、ロードランプの点滅もなし。まぁそうだよねという感じ。
でも動く気配はあったのでリセットしてもう一度。
お、お、光ピックアップの動作音が響きます。ピックアップが初期位置に戻ってぇ・・・読み込み開始であります！ ロードランプも光っております！
ゲームも無事起動ぉ！ おぉぉ。これにて修理完了は確定？
んなわけありませんね。
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| ヘブンリーシンフォニーを読み込んだ！ |
読み込みが安定しない
オープニングの動画が当時のオーバーテクノロジーだったF1ゲーム「ヘブンリーシンフォニー」。ゲーム自体は普通にできたのですが、動画再生をすると途中で動画と音が繰り返して前にすすまなくなります。
ギアの軸が修正しきれてなくて光ピックアップの細かい動きができてないんじゃないかと感じました。
再度ＣＤユニットを修正です。
ギアシャフトの軸をより垂直に調整して、光ピックアップ部へのケーブルが動きを阻害していないか再度調整しました。
さて起動....Now Loading...ふへぇ、動画もきっちり再生できとるーーー。
メガCDでよくここまでやったなぁと
まさかの完全復活
動くとは思ってなかった粗大ごみ系メガＣＤ２。ちょっとの手直しできれいに蘇りました～。いやぁ、メガＣＤ２が２台に。２だけに。。。なお、メガドライブ本体は部品取り行きであります。
これで老後も安心だ！
