セガサターン CDドライブユニットのコンデンサ交換など

ご注意

  • ST-3200(初期型)が対象です
  • 修理は自己責任でお願いいたします
  • 誤りなどは正しく読み替えてください(修正のご指摘お願いします)

コンデンサ交換方法の検討

CDドライブユニットは下段の基板部とCDを読み込むピックアップなどが乗る上段に分かれます。下段に8か所ほどコンデンサがあります。

できれば上部を外したうえで基板部にアクセスしたいところですが、可動部が多くてパーツを安全に外すことができる保証もありません。 

そこで上段をばらさずコンデンサを外したうえで、交換コンデンサはリードをまげて横からアクセスして取り付けるようにしました(写真1、写真2)。


(写真1) 新しいコンデンサを横から滑り込ませる

(写真2)位置を整えてはんだづけして交換完了

コンデンサ一覧と場所

コンデンサ一覧

容量耐圧位置数量
220μF10VC3011
100μF10VC106, C230, C5093
47μF10VC1011
22μF16VC2021
10μF25VC2201
4.7μF50VC2111
合計8

千石電商さん(HPはこちら)でそろいました。

コンデンサ位置

セガサターン CDユニット 交換対象コンデンサ位置
各自コンデンサの位置は確認されたし

ギヤ・シャフトへのグリスの塗布

上部CDピックアップ部のギヤやシャフトの支持部など動く部分にはプラモデル用のグリスを塗布しておきます。樹脂用のグリスなのでタミヤのセラグリスHGを塗布します。

雑感

難航するかなと思われましたが、古いコンデンサを外すのも横から滑り込ませてはんだづけするのも割合すんなり行きました。あとは正常動作を祈るのみ。

更新記録

2024/9/6 公開
2024/9/8 グリスの塗布について追加